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2024.03.01

川口市議会議員としてできること|かんの しずか

こんにちは、川口市議会議員の菅野静華(かんのしずか)です。
 
私が市議会議員を務める川口市は、江戸時代から鋳物や植木の街として親しまれる歴史と伝統のある街です。2019年から2022年までの3年間は、「本当に住みやすい街大賞」でTOP10に選ばれ、特に2020年と2021年の2年連続で1位を獲得しました。しかし、現在はランク外となり、令和5年の市民意識調査を見ると、治安に対し、不安をもたれている方が多くいらっしゃることが分かりました。
 
本市は、外国人住民が全国一多い自治体として知られています。多文化共生を目指して、市は第二次川口文化共生指針を改定し、様々な取り組みを進めていますが、最近では外国人を取り巻く課題が浮上しており、これらに対処することが急務となっています。
 
まずはじめに、◯◯人という人種でくくることは、差別に繋がることがあるため、したくないと考えております。 
しかしながら、最近は、SNSなどでも「クルド人が〜」ということで、よくニュースにも取り上げられるようになり、市外の方からも相談の連絡をいただくことも多くあります。おそらく、暴走車や騒音、ゴミの分別など様々な問題がネットで拡散されているからなのだと思います。
 
これらは、事実であり、現在も困っている市民の方が多くいらっしゃいます。
とはいえ、現在私の住む鳩ヶ谷地区には、外国人は少なく、地域によってかなり差があるため、周りの方から「川口=治安が悪い=住みたくない」となってしまうことに違和感を感じられている方がいらっしゃるのも事実です。
 
つまり、上記のことに対して市民の問題意識が大きく違っているということを前提として知っておいていただければと思います。
 
そもそもクルド人とは、国をもたない民族とされており、トルコをはじめ、イラク、シリア、イランに分散して住んでいます。 その内、トルコ国籍の方は、ビザなしで入国できる状態であり、その多くは、難民として来日します。しかし難民申請が下りず、仮放免という立場で生活している方もおります。そして、市民として認められていないため、住民票もありませんし、仕事をすることも許可されていません。とはいえ、働かないで暮らしていくことはできるはずもなく、仮放免中の多くのクルドの方々は働いている現状もあります。
 
またそれに加えて、彼らの問題行動があるとなれば、ここに対して声が大きくなるのは当然のことかもしれません。
 
私は、市議会議員として、これまでゴミ捨て場や公園の利用の問題について地域の皆さんや市と連携しながら、少しずつ問題を解決してきました。
現在も週に1回(夏頃は問題が多かったので3回ほど)のパトロールも欠かさず実施しており、考えが偏らないよう、様々な立場の方から聞き取りを続けてきました。
 
川口市議会議員としてできること|かんの しずかクルドの方が住まれているアパート前・以前のごみ置き場ときれいになったごみ置き場
 
多文化共生の課題に対しても市民の皆さんと一緒に考える活動をしたり、市議会としても「一部外国人による犯罪の取り締まり強化を求める意見書」を提出したりしました。
 
川口市議会議員としてできること|かんの しずか市民の方々の声を聴きました。意見交換。
 
川口市議会議員としてできること|かんの しずか会派で執行部の方と話をしました。
 
その結果、いくつかの改善が見られつつありますが、それでも困っている方がまだ大勢いらっしゃいます。
 
先日、市民の方より「家の前で大声で叫んでいる。しかし、警察が呼んでも来ない。怖い。」という相談を早朝に受けました。ついた時には、問題行動は収まっておりましたが、私にはその時、話を聞き、不安を和らげることしかできませんでした。
 
川口市議会としても、様々な議員がこの問題に対して、それぞれの見解を持って動いています。しかし、警察の対応にも限界がきているようで、もうすでに市だけではなく県や国としても考えていく必要があると考えています。
 
市議会議員として、まず優先すべきは「目の前の市民の安全」だと考えます。
 
今まで、この問題に関してあまり大々的に具体的に発信してこなかった理由もすべてここにあります。ネットで騒がれたことがきっかけでヘイトだと言って狙われたり、家が特定されたりすることも実際にあったのです。また、善良な外国の方も同時に白い目で見られるようになったという話もありました。
そういった誤解を生まないためにも、今後も様々な方と意見交換しながら問題を明確化し、現地からの情報を考えて、発信していければと思います。
 
また今後は市議会はもちろんですが、所属会派として県議会議員とも連携を図りながら進めていく計画も立てております。
参政党議員としても、議員団内でも具体的な事例を情報提供し、国に関わることは、党としても考えていきます。 
最後になりますが、どうしてもクルドの方ばかりに目が行きがちですが、国籍を問わず、今問題行動を起こす方々が増えています。ゴミ問題は特にそうです。
さらに、元をたどれば、そもそも彼らを呼んだり、彼らが上手く過ごせる方法を教えたり、助けることで収益を得る人間がいるということも忘れてはなりません。
 
視野を広くもち、問題解決に向けて多方面から物事を捉えて取り組んでいく所存です。
 

かんの しずか
Kanno Shizuka
川口市議会議員としてできること|かんの しずか
所属議会
川口市議会議員(埼玉県)
 
経歴
十文字学園女子大学 卒業
公立小学校教諭として11年(内2年はJICAでブラジル勤務)した後、インターナショナルスクールの創立に携わる。
現在は公認心理師として不登校や学習支援を行なっている。
 
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