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2024.06.08

【記者会見報告】令和6年5月22日 定例記者会見

参政党は5月22日(水)15時より定例記者会見を行いました。
【アーカイブ動画】

 
最初に神谷宗幣代表より、「本日は6点お伝えしたい」ということで、下記の話がありました。
 
【記者会見報告】令和6年5月22日 定例記者会見
「1点目。
先月から今月にかけて、6本の質問主意書を出した。
https://www.sanseito.jp/question/

・我が国に設置された孔子学院に関する再質問主意書

・自動車EV化を巡る我が国の政策に関する質問主意書

・エネルギー供給基盤事業への外国企業参入及び自然エネルギー財団の関与に関する質問主意書

 など
 
今回は特に今までになかったものとして、

・本年四月二十八日実施の衆院補選(東京十五区)における政見放送の時間帯の在り方に関する質問主意書

を提出した。
15区の補選の政見放送が早朝や深夜といった誰も見られないような時間帯で放送された。それではなかなか国民の政治参加を促せないのではないか。あれだけ”投票に行きましょう”と言っておきながら、このような対応では問題があるのではないかを問う質問主意書を出した。またご確認をいただきたい。
 
2点目。
政治資金の問題について改革案が各党より出されている。朝日新聞デジタルより資料をお借りして我が党も含めて一覧にした。
 
【記者会見報告】令和6年5月22日 定例記者会見※クリックすると拡大表示されます
 
例えば、立憲民主党と日本維新の会は全てに対して改革すべきと言っているが、我が党は政治資金パーティーをやっていかないと政党の運営ができないので、それを禁止されると非常に困るとずっと言っている。
 
ただし、開示を20万円から5万円に下げるという意見や、外国人の影響を受けないようにチェックできる体制を検討することには賛同する。
 
参政党は党の運営に関わるには、入党時に国籍の要件を確認しているくらい、国籍にはかなりこだわっている。政治資金を集める時にも留意していくことは大事だと思っているが、パーティー自体を禁止にするということは、我が党のような形で党の運営費用をパーティーで集めているところからすると死活問題になる。そこは絶対に禁止にはしないでもらいたい。
 
その他、企業団体からの献金の禁止は全く問題ない。集めたお金を個人に活動費として配ることも必要ないと思っている。
我が党は、党で集めて党で使っており、それを全部収支報告書に載せている。
その他の政治団体を作り、そこにお金を流して会費を曖昧にするということは、もうやめた方がいいのは当然。
 
チェック機能の強化も、今でも外部監査を受けているが、それをより厳しいものをというのであれば、手間はかかるが、透明性が担保できるのであればやるべきかなと思っている。
 
旧文通費の使途の公開も、各党がやられるのであれば、我が党も賛同してやっていきたい。
連座性の導入も個人だから秘書がやったとなるので、我が党のように党として開催していれば、連座制云々がそもそも我々からすると論点にならないところでもあるので、導入されたらいいのではないか。
 
この問題は大事な問題だが、我々は小さな党なので議論に加えてもらえない。
テレビで議論する場合にも呼んでもらったことがない。しかし本当に政治資金パーティーをやるなということを大きな党だけで決められると非常に民主主義の危機だと我々は考えている。
なぜなら、我々のようにこれからチャレンジして党を作っていこうとする人からすると、政治資金パーティーができないと、どこからお金を集めてくるんだということになる。我が党は半分以上寄付と政治資金パーティーで集めている。
しかも、ただホテルへ行って飲み食いしてお金ください、と言うのではなく、勉協会をイベントとして盛大にやり、そこに一気に何千人と集めた参加型のパーティーを本格的にやっている。
それを禁止にするというのは、これから新しい党を作るなと言ってるのと同じ。やはり選挙をやるにも政党を運営するにも億単位にお金がかかるのは事実。どんなに綺麗に、きちっと節約してでも、お金はかかるし、人も動かさないといけない。
 
すでに国政政党として一定数の国会議員がいる政党は、政党助成金が最初からあるので政治資金パーティーを禁止にしてもいいのかもしれないが、我々は何もないところから党を作って始めている。禁止するとなると新たな政党を作るなと言われているのに等しい。
それで個人で大きなお金を借りてくるとか、そんなことをやるとまたお金の問題でややこしくなってしまう。もう少し議論の場に、我が党のような新しい党、本当に国会議員がおらずゼロから始めた党の声も聞いてもらわないと、大きな党だけで勝手に決めるのは非常に不公平であると思う。
今日メディアの皆さんもいらっしゃるので、テレビ等でこのような問題を議論する時には、”5人要件”を満たしてない、などと言わずに、是非そのような場には呼んでいただきたい、と強く要望したい。
 
3点目。
5月18、19、20日と31名の国会議員団を組み、『日華議員懇談会』の主催で、台湾の頼清徳新総統の就任式に参加をさせていただいた。台湾と日本は非常に繋がりの深い国であり、訪問しても親日的であり、待遇も良かったのだが、私は今から16年前の29歳で市議会議員になって30歳の時に台湾に行っているが、その時の台湾と今の台湾では、日本に対する見方が変わっている。
 
日本語を話す方もだいぶお亡くなりになっており、学校での日本語教育も減っているそうで、これからは台湾有事の話もあるが、もっと積極的に台湾という国に関わっていかないと、今は関係性が悪くはないけれども、長い目で見ると、少しずつ薄れていってしまっているものがあるのではないか。
 
直接日本の領土として50年間統治してた時代から80年経っているわけだから、仕方ないと言えば仕方ないが、それを風化させるのではなく、やはりこういった交流を活発に行い、より良い関係を作っていかないといけない。
もちろん、中華人民共和国政府の方が懸念を示すような見解も出されていたが、我が国は独立国であるはずなので、隣の国とはしっかりと交流していくという凛とした姿勢でやっていけばいい。我々は中華人民共和国と事を構える気は全く無く、仲良くするけれども、台湾ともしっかりと関係を築いていくという姿勢。
今回の新総統の就任に31人もの国会議員が参加したのは、過去で1番多かったそう。頼清徳総統も就任式の直後に我々との懇談会を1時間10分という時間を取っていただいた。これはもう異例の待遇ではなかったかと感謝をしている。
国民を代表して行かせてもらったと思っているので、また色んなところで今回の訪問については報告をしていきたいと考えている。
 
4点目。
皇位継承の問題について、全体会議のが定期的に開催されるようになった。
13の政党と会派を全て呼んでいただいたので、意見表明をさせていただいた。
我が党としては制度検討の前に大事なことが3点あるので、それを基本として議論を進めていきたいと伝えた。
 

1. 我が国の歴史伝統を尊重して議論を進めていくこと。歴史的経緯を鑑みると、今の日本国憲法や皇室典範の作られ方自体に問題があると我が党は考えており、そこから掘り下げて議論ができればいいのではないか。

2. 歴史と伝統を重視すれば、男系男子を基本として制度を継続していくべきである。

3. 今回は立法府としての意見表明の会議だが、皇室の問題であるので、現皇室の方々の意見や思いというものをしっかりと尊重した取り決めをするべき。我々だけで一方的に決めて物事を進めていくべきではない。

 
有識者会議では論点として3点挙げられている。
 
1.女王、内親王の婚姻後に皇族としての身分を残すかどうか
皇族の数が減っているので、それを維持確保したいということであれば、残っていただくことは結構であると伝えた。ただし、配偶者やお子様が皇族としての身分を得るということは、女性宮家の話に流れてしまう可能性があるので、それに関しては反対であると伝えている。
 
2.旧皇族の方々を養子として迎え入れていく
3.旧皇族の皆さんに皇族復帰してもらう
参政党としては、2点とも考慮して進めていくことには賛成。ただし、もう成人になられた方が急に皇族復帰をして、そのまま皇位継承権を持たれるということに関しては問題を感じる。皇位継承は、皇族復帰された方々のお子様方、つまりこれから教育を受けられる方々から皇位継承権を持っていただくという形の条件はつけた上で、養子縁組や皇族に復帰いただくということを検討していきたいと伝えている。
この国会中に意見を取りまとめようという動きもあり、これから急ピッチで議論が進むかと思うが、あまり拙速に進めるべきことでもないので、慎重な議論が必要ではないかいうことで会議に応じていきたい。
 
5点目。
我々は超党派の議連なども組んでいるが、IHR(国際保健規則)が加盟国間で5月18日に大筋の合意がなされたと5月20日付でWHOのウェブサイトでリリースされており、今回の総会で正式に提出されるとのこと。
パンデミック条約と我々が呼んでるものに関しては、合意が取れなかったということだが、厚生労働省から20日に報道されているので、IHRについてある程度の合意が取れたのであれば、内容についてしっかりと情報開示を求めていきたいと考えている。
先日も2万人ぐらいのデモがなされたが、懸念を持たれている国民の皆さんも5月31日にも決起集会を含めて日比谷で大きなデモを予定されている。政府や厚生労働省にはそういった国民の運動や声もしっかりと聞いた上で、対応を考えていただきたいし、マスコミの皆さんにもこういった国民の声があることをしっかりと報道していただきたいと考えている。
 

6点目。
解散の声が聞こえているので、今回の記者会見で比例候補を全て発表できればと思っていたが、まだはっきりとはみえない状況なので、現状発表している方々はそのまま継続、追加発表に関しては今回の記者会見では見合わせていただく」
以上6点について神谷代表からお伝えしました。
 

次に地方選挙の結果と新たに入党した議員、追加公認候補予定者についてですが、今回はいずれも報告はありませんでした。

 

次に衆議院議員選挙について、新開ゆうじボードメンバーより報告がありました。
 
【記者会見報告】令和6年5月22日 定例記者会見
衆議院選公認候補予定者
https://www.sanseito.jp/shuin_election_50/
 

第13次公認候補予定者 無し 
 
選挙区の変更 1名
片岡 真(かたおか まこと)
<変更前>滋賀県第1区
<変更後>大阪府第9区
 
公認辞退
東京都第9区 山本 沙紀(やまもと さき)
熊本県第1区 みやた かお(みやた かお)
 

「昨年6月に衆議院解散があるかもしれないという想定の中から、我々は短期決戦にも対応できるように、候補者選定に力を入れてきているが、政治活動と仕事の両輪という中で、いつ解散になるか分からないということで、今回辞退をされた。今後来年の任期満了までいつ解散になるか分からないが、公認候補者選定については引き続き力を入れて取り組んでまいりたい」

 
現在の衆議院選挙公認候補予定者
比例代表 6名
小選挙区 82名
合計 87名(重複 1名)
平均年齢 45歳
男女比 男性 51名(59%) 女性 36名(41%)
 

次に神谷代表より、事務局としての報告がありました。
 
【記者会見報告】令和6年5月22日 定例記者会見
「8月10日に初めて関西、神戸で政治資金パーティーを開催する。
今回も数千人規模の会場を借り、色んな講師を招き、みんなで勉強することをメインにやっていく。
世の中にいろんな議論があるとは思うが、先ほども申し上げた通り、我が党の資金源は寄付と政治資金パーティが半分以上なので、やらないとなると党の運営が非常に厳しくなってくる。今年もそこはしっかりとやっていきたいと思う。党員でない方も参政党がどんなところかというのを是非知っていただきたいので、ホームページをご覧になっていただいき、政治資金パーティーへのご参加をお願いしたい。
→ 特設ページ【参政党フェスin神戸〜SUPER CONCENTRATION!〜】

 
特に今、グローバリズムの流れが非常に強くなっているので、それに対して我々は抗う必要があるのではないか、という問題提起をしている。
その理由や歴史的背景といったところがワンストップで、1日でしっかりとあの腹落ちするような講師を国内外から招いてやっていく。すでにアメリカから3人の講師に来ていただくことになっている。
やはり国内の政治だけではなく世界を見ながら政治をやっていかないといけない。
怒られるかもしれないが、日本の各政党はドメスティックなテーマは取り上げるが、グローバルなテーマに少し対応ができていないと感じている。
参政党は小さな党ではあるが、海外の政治家や選挙関係の方々と連携しながら、特に今回アメリカ大統領選挙もあるので、アメリカでどういった動きが起きてるのか、ヨーロッパでどういった動きが起きてるのかということも含めて、これからの日本のあり方や政治を考えるというテーマでやっていく。振るってご参加いただきたい。
 

次に質疑応答が行われました。
(質疑応答については映像をご確認ください)

 

最後に閉会の挨拶を藤本かずきボードメンバーより申し上げました。
 
【記者会見報告】令和6年5月22日 定例記者会見
「本日は大変ご多忙の中、この記者会見にお越しいただき、そして画面越しにご覧いただいている皆様、本当にありがとうございます。
私たち参政党は、世界や日本の今の現状、起きていることをとにかく知ってほしい、伝えたいとそういった思いで活動をしている。
そして国民が政治に参加できる状態を作ることが、この日本の国益に叶うと信じて活動をしているので、こうした場に足を運んでいただけることを本当にありがたく思っている。
 
しかし、先ほどのヘリコプターの事故、あるいは政治資金パーティーの抑止、私たちの報道が少ないなど、伝えたいと必死で思って伝えれば伝えるほど、それを伝えまいとする力も一方で感じてしまう時があり、そこは非常に苦しい思いをしているというのも事実。
しかしここで諦めてしまうと、本当に日本の民主主義あるいは世界の民主主義が危ういんじゃないか、という危機感が常にある。
先ほど神谷代表の話にもあったが、報道の皆さん、あるいは画面越しで見ていただいてる皆さんが、私たちの一次情報を報道あるいは伝達していただくと、それが世論となり国会議員の耳にも届き、そして世の中が動くということで、かろうじて民主主義はまだ生きていると私は信じている。是非この会見に足を運んでいただいた皆様やご覧いただいた皆様、私たちから受けた一次情報を皆さんの力で伝えていくということに、どうか力を貸していただきたいということを改めてお願い申し上げる。
 
私たちは自分たちの言論は自分たちで作っていくしかないと思っているので、日々街頭演説を行なっている。本日もこの後16時より新宿駅南口で国政改革委員5人、ボードメンバー4人で街頭演説をさせていただく。是非1人でも多くの方に足を運んでいただき、あるいはYouTubeでも1人でも多くの方にご視聴いただき、そして1人でも多くの方にお伝えいただきたいと思っているので、私たちは活動を継続していく。変わらぬご支援をいただきますようお願いを申し上げ、そして日本の民主主義を守りきるということのために戦い抜くことを最後お誓い申し上げて、本日閉会の挨拶とさせていただく。
本日は足を運んでいただき、ご視聴いただき、誠にありがとうございました」

 
次回の記者会見は6月末を予定しています。
 
【5月22日定例記者会見 アーカイブ動画】

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