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2023.06.05

外国資本による土地取引が把握できない制度上の欠陥について|若松ひろし

皆さん、今日は。
参政党・八千代市議会議員の若松ひろしです。
今回ご紹介するのは、「我が国における不動産登記制度の構造的な欠陥について」です。
 
ご存じの通り参政党は、「国の守り」を重点政策の一つに上げています。
そして、昨年の参議院選挙で一人の国会議員を誕生させて以来、これまで何度も外国人・外国資本による国土の土地買収に関して質問主意書を提出し、警鐘を鳴らして来ました。
以下に、その事例をまとめます。
 
●2022年8月5日
「質問第16号 外国資本による国土買収の実態把握に関する質問主意書」
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/209/meisai/m209016.htm
●2023年2月9日
「質問第9号 外国人による我が国の島嶼買収の実態に関する質問主意書」
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/211/meisai/m211009.htm
●2023年3月23日
「質問第42号 我が国における外国人による土地取得に関する質問主意書」
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/211/meisai/m211042.htm
 
私は、こうした「国の守り」を大切にする参政党の国会での活動に触発され、
いずれ地元の議会で取り上げようと心に決めておりました。
 
そして先日、八千代市における外国資本の土地所有や土地取引の実態を調査していただくよう
議会に質問通告し、その事前確認を行っていたところ、驚くべき事実が判明したのです!

 
以下、ご参考までに不動産登記簿謄本のイメージをご覧下さい。
 
外国資本による土地取引が把握できない制度上の欠陥について|若松ひろし(図:不動産登記簿謄本のイメージ図)
 
この図は、土地を購入したり、調査したりした方にはお馴染みのものですが、
実はこの中に、土地所有者の国籍事項がどこにもないのです!
 
市の職員の言うところによれば、こうした国籍事項の不記載により、
外国資本の土地所有や取引の実態が正確には分からないというのです。
 
何と現状では、所有者の名前から外国資本かどうかを類推するしかないとのことでした。
 
しかし、これでは
外国人風の名前でも日本国籍を有していたり、
日本の個人・法人を装って外国資本が土地を買収していた場合には、
その実態が正確に把握できないことになってしまいます。
 
そもそも不動産登記制度は、明治19年(1886年)に施行された登記法に始まります。
途中、不動産登記法と名前が変わり、以後様々な法改正を経て現在に至っているのです。
 
しかし、この法律は、まだ我が国が外国資本による国土侵略を想定していない
137年前に作られた欠陥制度だったわけです!

 
今、日本のあちこちを見渡しても、外国資本による土地買収問題は、
もはや崖っ淵の状況にあります。
 
北海道の観光地では、中国資本を中心に
別荘やリゾート施設、森林・水源地、さらには自衛隊基地や飛行場周辺の広大な土地が買われ、
国境離島の長崎県・対馬でも韓国資本による土地の買い占めがおき、
愛媛県西条市では知らぬ間に150ヘクタールの広大な農地が中国資本に買収されていたことが判明するなど、
日々その脅威が増大しています。
 
外国資本による土地買収の実態を正確に把握するためにも、
不動産登記法の改正は喫緊の課題だと思います。
 
そこで、この課題について、参政党としてどのように対応してゆくべきか、
私なりの案をまとめてみました。
 
1)全国の参政党の議員が協力して、一般質問や意見書など各議会で取り上げる。
→全国一斉に取り上げることで国会も無視できなくなると思います。
 
2)広く国民にこの実態を周知し、全国の参政党の党員・サポーターに署名活動を行っていただき、国会に対して「不動産登記法を改正し、登記簿に国籍事項を追加する請願書」を提出する。
→国民が声を上げることが重要であり、1)と併せれば、さらに大きな影響力を与えることが可能になります。
 
3)国会における超党派の議連を組織し、同じ問題意識を共有する他党の議員を巻き込んでゆく。
→神谷宗幣参議員が中心となっている「ワクチン議連」が大きな成果を上げつつあることをお手本に。
 
4)国会における質問、及び質問主意書などにより、政府の見解を糺してゆく。
→これまでの議会活動に拍車がかかるでしょう。
 
5)衆議院選挙等における参政党の公約の一つとして掲げ、「国の守り」の視点をアピールする。
→外国資本に対して国民の意志を明らかにすることが可能になります。
以上です。
 
今、日本の政界でこうした問題を真剣に取り組む政党は、参政党以外にあるでしょうか?
 
私は、これからも参政党の党員・サポーターの皆さんや、日本を愛する国民の皆さんとともに、
「国の守り」を大切にする立場に立って、こうした問題に取り組んで参りたいと思います。
 
皆様からのご意見・ご要望・ご声援をお待ちしております。
 

若松 ひろし
外国資本による土地取引が把握できない制度上の欠陥について|若松ひろし
所属議会
八千代市議会議員(千葉県)
 
経歴
妻と子供4人の6人家族。八千代市に暮らして27年。
平成9年にIT会社を設立し、代表取締役に就任。
ITで企業の業務改善に長年取り組んで来た経験と実績を活かし
八千代市の諸問題を解決します!
https://www.facebook.com/hiroshi.wakamatsu.549
https://www.instagram.com/hiroshi_wakamatsu1959/

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